29.虹~Singer~
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
こんなにも長い間 何故歌って来たのだろう
ちいさなしあわせや 伝説の向こう側に
逃げ込むチャンスは いくらもあったのに
まだ 歌ってる
控室の窓辺の かすみ草の向こうを
あなたの横顔に よく似た思い出が
とおり過ぎてゆく 開演のベルが鳴るまで
あと 15分
全てを手に入れたり 全て失くしたり
あなたまで ひきかえにして
歌い手は 虹のように
悲しみの雨の向こうで 咲くものかしら
I'm a singer 虹になりたい
ひとときの主役(ヒロイン)演じてそして
I'm a singer 振り返ったら
幻のように 消え去るもの
誰かのしあわせと 入れ違いに
時々ふとラジオから 先に逝った友達の
なつかしい唄が 流れることがある
そうだね永遠に 歌い続けてる
しあわせ? ふしあわせ?
誰に負けてもいいの 自分に負けたくないの
だってそれがいつか 思い出に変わった時
目をそむけないで いたいでしょ私はまだ
旅の途中
誰かの心の 扉を叩き続けて
何もかも ひきかえにして
可笑しくて哀しくて 美しき人生
さあ 幕が降りる迄
Yes I'm a singer 虹になりたい
ひとときの主役(ヒロイン) 演じてそして
I'm a singer あなたの空を
ひとときでも 私の色に
染められたら それでいい
I'm a singer 虹になりたい
ひとときの主役(ヒロイン) 演じてそして
I'm a singer 振り返ったら
幻のように 消え去るもの
誰かのしあわせと 入れ違いに
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